ハートビート
久々の更新になってしまった。
放置していたこのページに戻ってきたのは、他でもないこの映画の素晴らしさを残すためだ。
あらすじは各自検索してください。(通常運転)
正直、数合わせだった。
「新作・準新作レンタル5枚で1000円!」の謳い文句にやられ、とりあえず先行レンタルらしいこの作品を選んでみた。
正解だった。
どうせイケメンと美女と流行の音楽使ってれば売れるでしょ的なやつでしょハイハイ的な感じで暇潰し作品(例:はじまりのうた)になればいいかな的な感じだった。
ごめんなさい。(猛省)
エンターテイメントの真髄を見た。こんなに真っ直ぐ、嫌味なく、クラシックとバレエ、そして現代のダンスが融合できるなんて。自分の守備範囲だけを守るのではない。非常に柔軟である。
パフォーマンスも素晴らしい。代役なんて使ってないんだろうなあ。主演の女の子、マイケルダミアンの身体もパフォーマンスのひとつだ!なんて初めて思ったよ。綺麗に引き締まっている。
新旧が入り交じる、世界の中心NYの真骨頂を見た、という感じ。
どれかのジャンルが好きなら絶対に楽しめる。絶対にハマる!そして他ジャンルへの見方も絶対に変わる。
パロアルト・ストーリー
注目すべきは、キャスト陣。「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツの姪であるエマ・ロバーツ。「トップ・ガン」のヴァル・キルマーとその息子のジャック・キルマー(映画とは直接関係はないが、彼の世界観をインスタグラムにてチェックしていただきたい。セレブリティには珍しく、彼は自身の顔をあまり晒さない。そんな独特で色気と逸脱した才能がある。 http://instagram.com/tiredpurple )。そして、監督は「スーサイド・ヴァージン」のソフィア・コッポラの姪、ジア・コッポラ。ついでに、脚本は「ミルク」、「ディーン/DEAN」のジェームズ・フランコ。
・・・ひい。控えめに言って、豪華すぎだ・・!
二世者や実力が不確かな著名人を使い話題づくりしたいだけだ」と批判する人もいるだろう。ごめんなさい。残念ながら、そんなことよりも彼らの実力で話題をつくれるくらいに、彼らは実力者たちの集まりなのだ。
あらすじは、HPで見てね。(手抜きか)http://paloalto-story.com
酒、セックス、孤独、ドラッグ、犯罪、適当な恋愛。様々な、世間から外道とされる生き方、楽しみ方を選ぶ者たちの青春ストーリー。
だと思っていた。終盤の2人のシーンまでは。
このシーンで、前述のとは違う意味での青春ストーリーを、私は見た。青春ストーリーを。
そういえば、最初からこの作品にはエロスが少なかった。セックスのシーンも生臭さがない。青春だ。